ルネサスエレクトロニクス製 統合開発環境 e2studioは便利なツール

Toshio Kuga/ 3月 5, 2016/ 組み込み/ 0 comments

概要

ルネサス製のSoC「RZ/T1」と統合開発環境「e2studio」を使用する機会がありました。
便利なツールだと感じたのでその感想を、したためたいと思ひます。

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e2studioは、イースクエアスタジオと読みます。

flash_screen

その前に・・・

RZ/T1

RZ/T1とは、リアルタイム制御用に設計されたSoCです。
ルネサスエレクトロニクス社のサイトでは、次の様に紹介されています。

RZ/T1グループは、リアルタイム処理に向けて設計された、ARM® Cortex®-R4Fを採用し
最大600MHzでの高速動作が可能です。またキャッシュメモリ経由でのアクセスを不要とし
確定的な高リアルタイム応答処理を実現できる密結合メモリを搭載し、CPUからキャッシュ
メモリを介さずに高速なアクセスを可能とします。

産業イーサネット通信用アクセラレータである「R-INエンジン」を搭載した製品では
リアルタイム性を損なうことなく、各種産業イーサネット処理との両立が可能です。

出典:http://japan.renesas.com/products/mpumcu/rz/rzt/rzt1/index.jsp

 

e2studio

e2studioは、ルネサス社が開発したEclipseベースの統合開発環境です。
ルネサスエレクトロニクス社のサイトでは、次の様に紹介されています。

e² studioは、グローバルに普及しているオープンソースの統合開発環境”Eclipse”と
C/C++言語開発を可能とするCDTプラグインをベースとし、ルネサス製RXファミリ
RL78ファミリ、RH850ファミリおよびRZファミリに対応した統合開発環境ツールです。
ルネサス製ツールの他、GNUツールやパートナーツールを含めた、複数のコンパイラ
デバッグツールを選択できるので、プロジェクト要求に合った環境を選ぶことができます。
Eclipse CDT標準の強力なエディタ、プロジェクト管理ツールに加え、ルネサスツールとしての
さまざまな拡張機能を備えることで、コーディングやシミュレーション、エミュレータを用いた
オンチップデバッグなど、開発サイクルに適した環境を提供します。

出典:http://japan.renesas.com/products/tools/ide/e2studio/

 

良いと思ったポイント

簡単インストール

ARMコアのクロス開発環境をPCに構築する際、コンパイラ等ののツールバージョン依存で問題が起こりやすいです。
e2studioでは、コンパイラ等の必要なツールをインストールしてくれるため、心配する必要が有りません。
また、GNUの無料コンパイラを使用するため、全て無料で開発環境を構築できます。

 

 

Eclipseの機能が使用可能

組み込み業界では、まだEclipseを開発環境に導入している会社は多くないと思いますが、便利な機能が揃っています。
コードの自動補完機能などは、便利な機能なので使ったことが無い人は使ってみては、いかがでしょうか?

 

コード自動生成機能

e2studioの一番便利だと感じた機能が、コード自動生成機能です。
LEDを点滅させたいと思った時は、割込みの設定やGPIOの設定など、複数のレジスタをマニュアルを見ながら制御していかなければなりません。

e2studioの自動生成機能では、GUIで設定が可能です。
e2studio_gpio

e2studio_cmtw
この自動生成機能によって、マニュアルを見る時間を削減でき、開発効率を向上することができます。

自動生成機能で追加できる周辺IOは割込みコントローラー、I/O、A/Dコンバーター、コンペアマッチタイマーなど様々なものがあります。
e2studio_cg

 

 

「くがとしお」的まとめ

e2studioに触れて、組込み開発も変わってきていると感じました。
ルネサスのRZ/AやRZ/TといったSoCを使用する場合、または使用することも検討してみてはいかがでしょうか?

エンジニア不足で開発効率の向上、スキルアップが求められています。
しかし、スキルアップは一朝一夕では困難で時間が掛かりますよね。
良い開発ツールを導入していくことで、開発効率を効率的に向上していくことが可能です。
「達人プログラマー」という本でも、達人エンジニアはツールにこだわるべきたと書かれていました。
たまには、使ったことのないツールについて調査して自分の装備を整える時間を設けるのもいいかもしれませんね。

では! (^^)/

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